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薬の排泄

薬は胃から腸、肝臓に運ばれ血液で体の各臓器へ運ばれ、その後、再度肝臓へ運ばれて分解されほとんどが尿によって排泄されるそうです。

薬によっては肝臓から胆汁へ排泄されるものや、唾液、汗、母乳、呼気からも排泄されるそうです。

水溶性の薬は、腎臓から尿によって速やかに排泄されますが、脂溶性の薬は肝臓で代謝分解され、水に溶けやすくなってから胆汁の中や尿の中に溶けて排出されます。

病気や加齢などにより腎機能は低下してしまいます。

腎臓

特に高齢者は85歳の場合、35歳の人の半分程しか薬をうまく排泄できないそうです。

そのため同じ量の薬を飲むと、薬の効果が強く出てしまうそうですので、腎機能に合わせた量にする必要があるそうです。

肝臓も加齢とともに機能が低下しますので、肝臓の用量や血流量が減少し代謝能力が30%以上低下してしまうそうです。

肝臓

その結果、高齢者は薬の血液中濃度が高くなり、排泄される時間も延長され薬の効果が強くなってしまうそうです。

高齢者の薬の服用は、肝臓や腎臓の機能低下を考慮して安全な用量と、薬の性質なども考慮して服用する必要があります。

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