薬には症状を抑える治療「対症療法」のためのものと、症状の原因を治療する「原因療法」のためのものがあるそうです。
「対処療法」の薬は症状により、発熱のときは解熱剤、喉の痛みには抗炎症剤、咳には咳止めで症状を抑え、自分の自然治癒力で回復を図るそうです。
「原因療法」は、症状が重いインフルエンザには抗ウィルス薬、特定の菌によって発症する赤痢やコレラ、結核などは抗菌剤を服用し、症状の原因を治療するそうです。
抗生物質はウィルスには効かないそうなのですが、風邪で粘膜が炎症を起こし悪化した場合などには抗生物質が有効だそうです。
市販薬(OTC薬)は、ほとんどが対処療法用の薬だそうです。
市販薬を飲んでもなかなか改善されない場合や、市販薬を飲まないと症状が再発する場合などは、重い病気で原因療法が必要な場合もあるそうですので、市販薬で3~4日様子を見て症状が変わらない場合は医療機関を受診した方がいいそうです。