「足病」とは、くるぶし、かかと、足の甲や裏、指などで発症する病気だそうで、今年から国の支援を受けて医療体制が整いつつある新たな領域だそうです。
水虫やたこ、ウオノメなども広い意味では含まれるそうです。
悪化すると、ふくらはぎや太ももを含めた下肢切断に至る場合もあるそうです。
血流障害や神経障害、感染、足の変形、爪の疾患、外傷などが原因となり感染し悪化するそうです。
特に糖尿病などの透析患者で合併症で血流障害や神経障害を起こし、足病が悪化して下肢切断した人は年間1万人以上と増加傾向にあるそうです。
また、靴ずれによる潰瘍を適切に治療しなかったため、最初は小さかった靴ずれが1ヶ月ほどで、足の半分程度が壊死してしまい切断するというコースもあるそうです。
足の切断には、足首より上で切る「大切断」と下で切る「小切断」があるそうで、小切断でかかとを残すことができれば多くの場合、義足を付けずに歩行などができるそうです。
大切断は義足をつければ歩行などは可能ですが、高齢者は手などの他の筋肉が衰えているので、自分で義足を付けられなかったり、寝たきりや車椅子での生活となってしまう場合も多いそうです。
高齢者の大切断後に歩けている人は10%以下で死亡率も高いそうです。
足病を予防するには、
・靴に中敷きを入れ骨の突出部をくりぬく
・足浴
・適切に爪を切る
などが考えられますが、専門知識が必要なので医師やフットケアに詳しい看護師などに相談しましょう。
こちらの本が参考になります。
糖尿病・透析の人に役立つ「足病」の教科書 [ 大浦武彦 ] |